maimai 鞠水亭ナグライプ終了しました
先日告知しました、28日の舘山寺
鞠水亭ナグライプのレポートです。
夕方現地入りして機材を組み
すぐリハーサルを始めます。
最近はchang吉村さんのBose-L1頼み
自分のセットだけ出せばすぐに完成。
ミニPAのL1の概要は以前お話しました
→ こちら
そのchangさん、ピアノで遊ぶの図
ピアノ上に何か目立たない棒のような
ものが載っています。じつはこれTV用
アンプ内蔵のサラウンドスピーカー。
今回、ちょっと脱線して
この話をしてみましょうか。
この今自分が使っているステージピアノ
CP4はホームユースのクラビノーバとは
違い本体では音が鳴りません。いわゆる
シンセサイザーのDX-7などバンド楽器と
同列の捉え方で別途アンプやスピーカー
などが必要になってきます。
私の場合自衛でこんな
スタイルで。 →こちら
キーボードは通常スタジオ練習などでは
直接ミキサーに接続したりライブ等では
音響さん経由で足元などにスピーカーを
用意して貰います。バンド演奏の中での
キーボードならまあ良しとしても座奏で
しっかり弾きたいピアノの場合、いくら
デジタルピアノでも正直真正面から音が
聴こえてきてほしいのがホンネ。
このCP4を始めヤマハのステージピアノは
なぜか伝統的に上面スイッチパネル周辺が
フラットな構造が多く、ここを何とか有効
活用できないか?と考えておりました。
家で余ってる車載向101RDを
活用しようとも考えてました。
アンプ別途必要なのが…。
そんな折たまたま家電量販店の液晶TV
コーナーを見ていたところサラウンド
後付けスピーカーの存在を知りました。
確かにTV本体のスピーカーは音質まで
考慮されているものは少ないですね。
よく見るとインテリアとマッチさせんが
ごとくデザインもよく考えられた横置き
棒状というスマートな形態がほとんど。
ひょっとしてステージピアノのモニター
として使えるんじゃないか?と研究して
みることにしたのです。
Boseやソニーなど各社ありましたが、
扁平でいちばん塩梅良さげだったのが
ヤマハのサウンドバーYASシリーズ。
そんな中ある店で106というモデル末期
の最後の1点が安くて目に留まります。
ミニジャックだがAUX入力端子があり
DCアダプターが不要なのも大きかった。
ヤマハHP製品カテゴリー
紹介ページ → こちら
※YAS-106は廃版、現在後継の
YAS-107がカタログモデルです
後日その量販店にいそいそ自分のCP4を
持ち込み店員さんに無理言ってその106
に接続の上試奏させてもらいました。
(めっちゃイヤがられた…)しかし楽器用
モニターとして使うには思っていたより
音量が小さく購入意欲が減衰。その日は
徒労と相まりしょんぼり帰宅しました。
アコースティックライブならなんとか
使えそうですがバンド演奏だと恐らく
能力不足。カタログスペックでは実用
最大出力120wという点も期待していた
のですが、同じヤマハ製でも楽器アンプ
120wと家電の120wでは捉え方がなんか
ちがうらしい。店頭で試奏してみた暁に
CP4とサウンドバー両方音量最大にして
となりに展示してあるクラビノーバ内臓
スピーカーの最大音量とほぼ同じ程度に
思えました。
2日悩んだ末にアコ限定で使えばよいと
気を取り直し購入。型遅れ兼、現品限り
値引きは有り難かった。このクラスでも
小型エントリーモデルで1桁前半万円。
これをCP4のスイッチ奥平面部に乗せて
ヘッドホン端子からライン接続。ピアノ
だけのモニターとして使います。固定せず
乗せてあるだけですが、そこそこ重量も
ある上に扁平な筐体、底面の薄いゴム足が
功奏して、激しく弾いても安定してます。
音質はTV音源にサラウンド仕掛ける為
いささかDSP臭はするもののまあ綺麗に
鳴ります。横長筐体の容積を生かした
バスレフポートで低音はまあまあ出る。
また低音は好みのバランスに調整可能。
キャリングバッグは通販のマイク
スタンドケースがぴったりでした。
尤も持ち運ぶ人は皆無でしょうが、
筐体は妻面のバスレフポート以外全面
角が丸く面取りされ、サランネットで
ぐるりと覆われています。
得体の知れぬナゾの棒ながらいささか
高級感はそこはかなく漂っています。
アコースティックライブでの使用なら
なにより真正面から音が鳴るし鍵盤にも
発音の振動が伝わってくるのでピアノの
それに一歩近くなります。接続は15cm
の細いフォンケーブル1本、電源もCP4の
ICEプラグからY字分岐させたバナナ端子
1本を1.2mmキャプタイヤコード7m使用
して自作。抜き差しの多いライブユースで
AC100V入力は必須条件。セッティング〜
音出しまでは激速を誇ります。
前回のペダルやスタンド嵌め込みの自作
治具等、ここで使う機材も工夫の塊です
今回のライブの様子。Kazueさん春らしく
藤色衣装新調かな。右隣、薪ストーブ然
とした物体がBoseの点音源PAのL1です。
changL1と併せルックス的に音響機材的
威圧感ゼロでしてライブ慣れされてない
ご宿泊のお客様にもリラックスしたまま
ソファに腰を沈めて頂けるのでないかと
自負してます。ぱっと見、ステージ上は
ピアノとマイクしか見当たらないのです。
こちらも今回のライブより
両袖にそびえる前音スピーカーやら
床面転がしスピーカーがありません。
さて、ライブでは告知でお話しした通り
中森明菜の歌う来生たかおえつこ作品
「セカンドラブ」「スローモーション」
2曲を特集としてお届け。他にいつもの
今井美樹バラード系ナンバーを中心に
お送りし好評のうち終演となりました。
リハーサルをご覧になり本番では明菜
コーナーだけ覗いていかれた微笑ましい
お客様もいらっしゃいました。
そうそう、前回まで永らく頭を悩ませた
サスティンペダルの鳴きも無事に収まり
演奏に集中できたのも大きな収穫でした
修理の様子 →こちら
長久手からお越しのご家族連れのお客様
チビちゃんが可愛かった!サプライズの
誕生日お祝いコーナーもビンゴで嬉しい
ひと時となりました。ご来場頂いた皆様
ありがとうございました。写真もこちら
多数使わせていただきました。
おまけ
ライブフライヤーのナグライブ所以お2人
鞠水亭チーフ名倉さん浜北フォークの重鎮
名倉さんご兄弟。いつもお世話になります
今後ともよろしくお願いします。
FB maimaiページ和恵さんの
レポートです→ こちら
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