ふらんけんの日記

休載中に失礼、大断捨離再開です。
いろいろなものが出てくるために
また落穂拾い的にご紹介。

そしたら再び引き続き篭ります。



DAT、デジタルオーディオテープ。

次世代カセットの提案として当時
CDよりも高音質で小型、録再自在
との触れ込みで販売、購入しました。
ライブ演奏の補助音源や記録に
使ってみようと思ったのです。
コンパクトカセットテープに替わる
メディアとしてMDが急速に普及の
一途の最中、圧縮で音質を犠牲に
してまで容量を稼ぐMDの存在意義
へのアンチテーゼとして出てきた
ような気もします。民生品が世に
出回り始めたのは平成に入り少し
した頃でした。

音声をA/D変換後デジタル信号で
磁気テープに記録する方式。
８mmビデオ同様回転ヘッドが
デッキに仕込まれてます。
ゆえにポータブルタイプは衝撃に
弱くて故障も多くウォークマン的に
屋外での使い勝手はよくありません。
またMDと比べても高価だったため
一般にはあまり普及せずにじきに
廃れました。

サンプリング周波数が選択でき
最高音質の91KHzで生演奏録り後
44.1KHzのCDに焼くとシンバル等
高周波の音はビックリするほど
変わったのも思い出しました。

生活用品メーカーの花王がこの頃
新たに磁気メディア事業に参入し
電気屋さんではKaoのDATテープも
よく見かけたものです。

さて、もう家にはコイツを鳴らす
機材はございません。置いとくか
すてちゃおうか。